県産の加工品や農産物が並ぶ商談会の会場でメモを取る参加者（右）＝金沢市内で
県内の加工食品と農水産物の展示商談会「食品王国いしかわ百万石マルシェ」が十二日、金沢市内のホテルで開かれた。加工業者と農業者が六十三ブースを出展。販路拡大に向け、主に県内の百貨店やスーパー、ホテルの仕入れ担当者らと熱心に商談を交わした。
昨年まで加工食品の展示商談会「食品王国いしかわ」を主催した県食品協会と、農畜水産物の「地産地消受注懇談会」を開いてきたいしかわ農業総合支援機構、県の三者が協力し、初めて企画。米や野菜からレトルトカレーやワインなどの加工品まで、さまざまな食品が一堂に集まり、仕入れ側は約三百人が参加した。
県食品協会の吉田繁専務理事は「果物や野菜のブランド化が進む中、農業者と加工業者の協力の重要性が増している」と指摘。質の良い農産物を活用できるよう「今回の協力を皮切りに、さらに連携が進めば」と期待していた。
首都圏の仕入れ担当者らを対象にした商談会も、新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンラインで開かれた。出展者は画面越しに商品紹介や価格交渉をしていた。（戎野文菜）
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県内の食 販路広がれ 加工品と農水産物 展示商談会 金沢 - 中日新聞
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