Search

平野美術館で培広庵コレクション展 - 中日新聞

人間の女性に化けたキツネの悲恋を題材にした「安倍野」=浜松市中区の平野美術館で

写真

 日本屈指の美人画収集家・培広庵(ばいこうあん)のコレクション展「うるわしの美人画づくし」(平野美術館、中日新聞東海本社主催)が4日、浜松市中区の平野美術館で始まった。裸婦から後ろ姿の美人まで、46点を展示する。5月31日まで。

 培広庵が一九七〇年代から今日まで収集してきたコレクション百三十点から精選した作品が並ぶ。

 大正ロマンを代表する作家・竹久夢二(一八八四〜一九三四年)の屏風(びょうぶ)「投扇興(とうせんきょう)」は、江戸時代に京都の宴席で楽しまれた遊びを描く。的を狙う女と、その姿を見守る女は、ほっそりしなやかながらも愁いをたたえ「夢二式美人」と呼ばれる特徴が見て取れる。

 小西長広(ちょうこう)(一八九二年〜没年不詳)の屏風「踊妓(おどりこ)」は、京都・祇園の白川にかかる橋を渡る芸妓(げいぎ)と舞妓(まいこ)の美を後ろ姿で描く。祇園の日常に美を見いだした作品になっている。

 山川秀峰(しゅうほう)(一八九八〜一九四四年)の屏風「安倍野(あべの)」は、人間の女に化けたキツネの悲恋が題材。愛した男のもとを去る女の姿をしたキツネのなまめかしさを、お供の白ギツネが際立たせる。

 培広庵は「明治初期から近現代までの展示品から、美人の描かれ方がどう変わっていったのかを見てほしい。作家ごとの特徴も味わって」と呼び掛ける。

 観覧料は大人八百円、中高生三百円、小学生二百円。土日は小中学生は無料。五月十四日は開館記念日のため無料。

(勝間田秀樹)

この記事を印刷する

Let's block ads! (Why?)



"展示品" - Google ニュース
April 05, 2020 at 03:08AM
https://ift.tt/39MbCP0

平野美術館で培広庵コレクション展 - 中日新聞
"展示品" - Google ニュース
https://ift.tt/3a0HTDp
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "平野美術館で培広庵コレクション展 - 中日新聞"

Post a Comment

Powered by Blogger.