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弥生時代のスギ材 初公開 県中部の出土品 金沢で一堂展示 - 中日新聞

井戸の部品として出土し、2世紀後半の169年に伐採されたと推定されるスギ材(右)を前に語る楠正勝所長=金沢市埋蔵文化財センターで

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 金沢、白山、かほく、野々市各市と津幡、内灘両町の出土品を展示する「石川中央都市圏考古資料展 弥生時代編」が、金沢市上安原南の市埋蔵文化財センターで開かれている。入場無料。六月十四日まで。各自治体を一年ほどかけて巡回展示する。(阿部竹虎)

土器や石器も

 考古資料展は各自治体の資料をさらに活用し、地域の歴史を広域的に知ってもらう機会にしようと毎年開かれ、今年が三回目。各自治体の遺跡から出土し、近年に調査が進んだ土器や石器を中心に約六十点を紹介する。

 展示の目玉は、大友西遺跡(金沢市大友町)で見つかった井戸の部品。木のおけを補強するスギ材の板は年輪年代法によって二世紀後半の一六九年に伐採されたと推定されているが、今回が初公開となった。管理が難しいため巡回展示はせず、センターのみで観賞できる。

 千田遺跡(同市千田町)のかめは表面に眉や目、口を描いたような墨とみられる跡が確認でき、中国や朝鮮半島から筆を輸入していた歴史が考えられる。内灘町の日本海沿岸にある大根布砂丘遺跡から出た石製の矢尻は東北地方に特有な形状があり、現地からもたらされた可能性が高いという。野本遺跡(白山市相川町)から出土し、凝灰岩を装飾品に加工するための石のこなども並ぶ。

 センターの楠(くすのき)正勝所長は「特徴的な出土品を見て弥生時代の歴史を感じてほしい」と話している。

 七月十五日からは内灘町歴史民俗資料館で展示し、その後は白山市立博物館、野々市市ふるさと歴史館、うみっこらんど七塚(かほく市白尾)、津幡ふるさと歴史館、白山市鳥越一向一揆歴史館の順に巡回する。

 金沢市埋蔵文化財センターの展示は月曜休み。 

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April 01, 2020 at 09:59AM
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