国内の日用品や化粧品メーカーの海外事業強化に伴い、アジアや欧州で販売している商品を日本に「逆輸入」する例が増えている。品ぞろえの充実につながり、日本の消費者にも利点が大きい。関係者は「海外の成長の勢いを日本にも取り入れ、市場を活性化させたい」と意気込む。
ユニ・チャームは昨年１０月、中国や韓国、マレーシアなど計７カ国で展開するショーツ型のナプキンを「ソフィ 超熟睡ショーツ」として日本市場に投入した。はくだけで漏れを防げるこれまでにないタイプの商品だが、生理への考え方が比較的近いアジア圏で販売が好調なため、日本でも受け入れられると判断した。
ユニ・チャームは売上高の６割を海外が占め、現地の開発機能を強化している。担当者は「商品のボーダーレス化がさらに進むだろう」とした。
マンダムはシンガポールで人気のメーク落とし「ビフェスタ クレンジングローション デュアルフェイズ ポアクリア」を２月に発売する。暑い地域で主流の濃いメークを拭き取りやすいのが売りという。
花王傘下のカネボウ化粧品（東京）は、欧州を中心に展開する化粧品の最高級ブランド「ＳＥＮＳＡＩ（センサイ）」を昨年９月に国内投入した。日本原産の「小石丸シルク」の希少なエキスを配合。販売増の原動力としたい考えだ。人口減で国内市場の成長が頭打ちの中、海外に活路を求める動きは続いており、逆輸入は拡大するとみられる。
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January 16, 2020 at 03:00AM
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海外で人気の日用品逆輸入 日本の品ぞろえ充実、市場活性化狙う - SankeiBiz
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