能美の業者魅力発信へ 裏印読み取りシステム開発
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【上】九谷焼の裏印を読み取るシステムを店内の商品で試す北野広記社長=石川県能美市で(長屋文太撮影)【下】裏印からアクセスして見られる動画の一場面=北野陶寿堂提供 |
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米IT大手グーグルが無料公開している人工知能(AI)を用い、作陶や絵付けの動画のほか、技法の解説、作家の経歴が分かる画期的な検索システムが完成した。開発したのは石川県能美市の九谷焼製造卸業「北野陶寿堂」。北野広記社長(36)は「九谷焼の魅力を客に伝えるのが売り手の使命。最新技術で伝統工芸を生かしたい」と話し、個人のスマートフォンでも読み取れるアプリ開発を目指す。(長屋文太)
「若い人が作っているんだ」「この技法すごい」。裏印の画像を撮影すると、窯元や作家情報をはじめ、絵付けなどの制作過程も動画で見られ、店を訪れる人らの評判は上々。窯元や作家による展示品以外の商品も写真で簡単に見ることができる。
九谷焼の窯元、作家は百超ある。「全ての作家の作品や技術を把握するのは難しい」と北野社長。同社もほぼ全ての窯元、作家から商品を仕入れ、店員が全てに精通するのは厳しく、商品の魅力を正確に伝えられないもどかしさがあった。
裏印をリスト化し、目当ての作家や食器を探せるインターネットサイトや焼き物販売会社はあるが、AIで一歩踏み込んだサービスが提供できないかを考えた。異業種交流で知り合った経営者からヒントを得て、大手広告代理店の子会社のシステム開発会社「博報堂アイ・スタジオ」(東京)も紹介してもらった。
「この作家の他の商品はありますか?」「どうやって作るの?」。観光客や九谷焼に興味を持つ人のニーズを満たしたい。そう考えて昨夏、開発に着手した。
一つの裏印をあらゆる角度から何百枚も撮影し、データを収集。窯元に通い、動画や写真も撮った。データを博報堂アイ・スタジオとも連携し、店内のタブレット端末で、主要取引先八カ所の裏印画像を読み取れるシステムが完成。「伝統工芸とAIを融合させた新しいチャレンジ」として今後、さらに読み取れる裏印とデータを増やしていく。
訪日外国人らの需要も見込み、多言語対応する考えで、「売り手が作り手の情報を客に伝えることで、作品の魅力を引き出し、付加価値を高められる」と話す北野社長。「新しい取り組みで、九谷焼の注目を集めたい」
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January 14, 2020 at 08:20AM
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【石川】九谷焼 「動画」「技法」「作家」 検索 AIで楽々 - 中日新聞
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